グリーンネイルが重度に進行してしまった場合には、抗真菌剤と呼ばれる飲み薬が処方されます。
処方される飲み薬には、主に2種類あります。
それぞれの薬による副作用を見ていきましょう。
①ラミシール(有効成分:テルビナフィン)の副作用と特徴
・毎日飲むタイプの飲み薬。
・治るまでに大体3~6ヶ月ほどかかります。
・血液検査が必要。 (副作用に、血液障害、肝機能障害が多いため)
・併用してはいけない飲み薬はない。
主な副作用・・・・・・発疹、蕁麻疹、吐き気、下痢
稀に起こる副作用・・・血液障害、肝機能障害
②イトリゾール(有効成分:イトラコナゾール)の副作用と特徴
・1週間毎日飲んだ後、「3週間飲むのを止める」のサイクルを3回。
・血液検査をしたほうが良い。
・併用してはいけない飲み薬が多い。
・食後直ぐに飲む必要がある。
主な副作用、まれに起こる副作用共に、ラミシールとほぼ同じ。
ただし、副作用の起こる確率はイトリゾールの方が少ないと言われています。
2つの飲み薬にどちらが効果があるかなどの違いは明確には分かっていませんが、血液検査の必要性、併用薬の有無等によってどちらの飲み薬にするか決められます。
どちらにも、一長一短があります。
また、グリーンネイルは原因菌の緑膿菌に先行してカンジダ菌の感染も指摘されており、その意味でイトリゾールの方がよりグリーンネイルに対しては有効であるとの見方もあります。
2つの飲み薬には副作用も多いので、個人で使用する場合には、薬の副作用をしっかり把握して使用するようにしましょう。
グリーンネイルの飲み薬で副作用が心配な場合には?
グリンネイルの治療に確かに飲み薬は有効な手段です。
しかし、飲み薬が体に合わないことが多いという人は心配ではないでしょうか?
重度のグリーンネイルでなければ、塗り薬でケアができる可能性があります。
いままでは、塗り薬では爪の内部に有効成分が浸透しないので、塗り薬による治療は効果が低いと言われてきました。
しかし、現在では爪内部に浸透するタイプの塗り薬が開発されています。